
キャッシュは便利だがときには邪魔になる
多くの方は、インターネットの世界の言葉で一度は「キャッシュ」という言葉を聞いたことがあると思います。
この「キャッシュ」はインターネットの世界では欠かせないものなのですが、場合によっては妨げになってしまうこともあることで知られています。そのため、キャッシュを理解することはインターネットを有効活用する効果的であるといえます。
今回はキャッシュの説明と、WordPressでのキャッシュ管理についてご紹介します。
キャッシュとは
キャッシュとは、一度調べて出力したデータ内容を一時保存しておき、再びそのデータが必要になったときに一時保存していたデータを利用することで、一から読み込むよりも高速で出力ができる、という仕組みです。
例えば、ホームページで初めて見るとあるサイトを表示するのに10秒かかったとします。はじめは表示するのに10秒くらいかかったのに、次に同じサイトを開いた時には3秒程度で開いたなど早くなったという経験はありませんか?これはブラウザがそのページのキャッシュを保存することで、再びそのページを見たときにそのキャッシュデータを利用して、再度サーバーに問い合わせるなどの処理を省いています。
また、ウェブサービスの管理側でも一度誰かから問い合わせがあったページのキャッシュを保存することで、またそのページに問い合わせがあったとき、そのキャッシュを利用して効率化を図ることができます。
キャッシュの問題
しかし、キャッシュを作成した後にサーバ側のデータの変更があった場合にキャッシュを利用してしまうことでその変更が反映されない、といったことが起こることがあります。
そのような場合は一度キャッシュを削除すればよいですが、そのような事態を防ぐために、一定期間が経ったキャッシュは削除する、などの設定を事前に入れておくことも大切です。
ブラウザでのホームページなどのキャッシュの削除や設定につきましては、各種ブラウザによって異なるため、使用しているブラウザについて調べてみるとよいでしょう。
また、ウェブサービスの管理側は、「よく更新するデータはキャッシュ化しない」「更新があったときはキャッシュを削除する」などの対策が重要になります。
WordPressでのキャッシュの管理方法
WordPressでは、キャッシュを管理できるプラグインがいくつか存在します。WordPressでサイトを管理している方は、それらを活用してキャッシュを管理するとよいでしょう。
有名なものとしてはW3 Total CacheやWP Super Cacheなどのプラグインが挙げられます。W3 Total CacheとWP Super Cacheにつきましては、それぞれW3 Total Cache使い方と設定方法とWP Super Cache使い方と設定方法も参考にしてください。
まとめ
以上、キャッシュの説明と、WordPressでのキャッシュ管理についてご紹介させていただきました。
キャッシュは活用すれば便利な一方、古いデータがそのままになってしまう危険性も孕んでいます。皆さんもキャッシュをうまく活用し、快適なインターネットライフを満喫してください。